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適当な紙切れに乱雑な字で書かれ、輪ゴムで適当にまとめらて居る紙束。入学以来一度も送付されていないらしい……
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折角日を跨いでの訓練なんで、
余裕があった場合、毎ターンジャッジの補足をするなー。
丁度今回の参加者は二人とも初体験だし、参考になったら幸いだ。


※ これはあくまで楠木・香個人のジャッジの仕方である事を留意ください。
正しいとは限りません。そこだけは絶対に勘違い無き様にお願い致します。


1ターン目

【1,先攻判定】真っ向からの刺突!…ただし自己強化を施す為、突撃の速度は一度完全に消失している。威力こそ膝のバネと強化によって、必殺の威力を有しているものの、目前での停止による『動きのあからさまさ』は如何ともし難い。 ただでさえ元より“技巧”に置いて上回る久遠寺は、余裕を持ってその一撃を補足。思惑通りに刃を押し上げ………心臓、つまり身体の中心やや左を狙っていたナイフは、狙いを大きく上方にずらし………結果、久遠寺の額の左端に髪を巻き込むようにして直撃した。


まあ、概ね主な理由は上記ジャッジ内容に書いた。
補足としては以下のとおり。

やって見ればわかると思うが、手を伸ばしきった状態で棒による受け流しは絶対に不可能なんだよな。肘は絶対ある程度曲げてないとまともに力が入らない。
加えて『少し広げるようにし』た持ち方だから、【長杖がナイフを上に押し上げ始めたの地点は、狙い箇所から半メートルも無い地点】と判断出切る。これが一点。

もう一点は純粋に【値】の問題。俺のジャッジは希望が無い限りレベル差を考慮外にして、装備の攻撃力とかは同レベルに換算して行ってる。今回の場合オスワリさんの装備は久遠寺さんに合わせて37レベル扱いにしてるのな。
だがそれでも尚、ライカンスロープを使った後のナイフの術式攻撃力は久遠寺さんのエアシューズと長杖のセットのそれを大きく上回る。そんでもってイニチアシブは圧倒的に上、ついでに防具の『動き易さ』も可也上なんだわ。

この2点により、【完全に逸らしきる】余裕と【首を逸らしてかわす】余裕は無い。
との判断を下した。

『腰を屈めた姿勢のまま待ち構え』てる事から、体制は低いだろうとの判断はしていたが……腰を下げても心臓と顔の位置関係はあんま変わんねえからなあ……
それでも首は下げてるだろうと考え、オスワリさんが一旦止まってアビ使ってるのも加味して、首に当たるとか言う事態にもならないだろう、とも判断した


大体こんな感じか。ちなみに横や斜めに逸らしてたら多分、
ほぼ無効化が成り立ってたと思ゆー



【1,後攻判定】あえて動かない久遠寺。至近で密着した状態から放たれたのは、回避の困難な三日月の蹴り! 対するオスワリは、どうせ困難ならばと言う事か、いっそ回避そのものを放棄!ただ前進の意志を固辞し前へと力を込める!  当然アビリティの篭った蹴りは直撃。密着状態からの無理な蹴りの為、必然急角度となり、慎重さも相まって脇腹に直撃こそしなかったモノの、その一撃はオスワリの左側面の肋骨を強かに打ち据えた!    …が、蹴りを放てば当然、軸は片足となる。一切の移動と体勢変更を放棄した密着状態。長杖は上に持ち上げたまま、オスワリは前へと進む。 結果、『様な勢い』所ではない。全く文字通り、押し倒し押し倒される形で、両者のバランスは崩れた!


これは、回避を捨てて前進を続けたオスワリさんが見事って事かねー。
久遠寺さんが間合いを取らなかった事を最大限に生かした対処だな。
性格悪いぜ!(褒め言葉)
ただまあ、危険な賭けだったのは事実だけどな。
クレセントファングの当たり先が脇腹とか腋の下とかの急所だったら、まあ、文面にも寄るが最大で9割まで有り得た。距離と身長差(ジャッジの方で誤字ってるな。恥ずかし!!)の関係でああなったが、かなーりキワッキワだったと思うぜぃ。

ダメージは正直ちと悩んだ。6割でも良いかもって。
オスワリさんの防具紙だし。ダメージ軽減基準の神秘はもっと紙だし。
でもまー、Guard成功は成立してるなーと思ったのでキッチリ半分。そんなで。



2ターン目

【2,先攻判定】足の動きを封じ、ただ確実に振り上げた一撃を叩き下ろすオスワリ。対する久遠寺は抑えられた脚を動かさず、腕と得物を振るう事で一撃の威 力を極力下げようとする。  乾いた音が響いた…!防護に特化した構えは功を相し、唸る銃床を長杖が受け止めたのだ。だが打ち下ろす衝撃は完全なゼロには ならない。久遠寺の胴を杖越しの衝撃が走った。



えーと、特に言う事無ぇ。
強いて言うなら、優等生な防御だなあ。と思った。
プレイングを読んでる中途、受身を捨てて背中から真っ向地面に激突したんだし、絶息によるペナルティは出るなーと思ってたんだが、その後の防御が下手な小細工の無いシンプルな物だったから、こりゃ関係ねーわと即無視。
まあ、絶息自体は起こってんだが、次の手番には治ってるだろーし、何より字数の無駄なのでジャッジ文面では触れなかった。タダデサエあほ長イシネ俺ノじゃっじ。
こんなとこだーな。つーか体勢が動かないまま次の手番に行ってるから、下手なこと言うとヒントになっちまうしー、こんなとこで。



【2,後攻判定】体重の低いオスワリに対し、久遠寺はしかし移動自体を諦めた。そして振るわれる長杖!…だが、以前接触したままの銃床がそれを阻止せんと抑え込む! …数秒、鍔迫り合いの形で拮抗する双方の武器。だが、面積の狭い銃床では完全な受けは成り立たなかった。一瞬のズレの隙に解き放たれる長杖!至近密着故、胸元を突くスペースはとても無かったものの、反動で横殴りの振りとなった杖がオスワリの側頭を襲った!


と言うか何で動けないと思ったのかが謎なんだが。
ジャッジングで何か思い込ませちまう表現があったかなあ…(汗)
まあ、前と同じでヒントになっちまいかねないんで、これ以上の言及は避ける。

密着したまま長物で突くのはスペース的にちょっと難しいってか普通無理。特に今回は地面につっかえちまうから、短く持つって工夫も出来ない。
『前のターンの状況をキッチリ繋げて認識し、利用した』って点で、今度も防御側が優等生だったなー。当たり前だが、ターンとターンの間に時間的空きは一切無い。訓練中の行動全部一続きの動きなんだよな。結構忘れがちって言うか実感し難い事なんだが、その分把握できる人は強いぜ。

でも、本文にも書いたが銃床で受けは流石に保持が難点だよなー。


















(コッソリ)

A:射撃攻撃の射程は20m
B:射撃攻撃とセットの最大移動距離は5m
C:近接攻撃とセットの最大移動距離は10m
C:回避側の最大移動距離は5m
D:初期距離は10m
E:使役ゴーストの初期距離は11m

D+B-C=10m
E+B-C=11m

…刀は1m以上あるだろうし、届かないって事態にはならない…か。
ギリギリなんだし、回避は容易になるだるけど。
勿論コレは最初の行動で回避をほぼ諦め前方に走りこめばの話であって、
例えば横や後ろに向けて避けた場合はナチュラルに届かなくなる。
まあ、そもそも藍李が1ターン目で後方に動かなければ大丈夫なわけだが…

…ふーむー、ジャッジの立場上ヒントを出すわけにもいかねえ。
最低限しつこい位に位置の確認はした事だし、後はなるようになって貰うか…
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