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適当な紙切れに乱雑な字で書かれ、輪ゴムで適当にまとめらて居る紙束。入学以来一度も送付されていないらしい……
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(引用)人間など、その種族以外の者が来訪者ジョブを習得する為には、その種族の血液等を自分の体へ移植し、意思と共にその力を直接体内に取り込む必要があります。

今日始めてこの記述に気づいた!
ので、何となく思考ゲームの様な感じで思いついて書いてみた。
分類はSSだが、はっきり言ってただの書き殴りだ!!

つーか勝手な妄想の元書いたので、かなーりアンオフィな気がする。
ので、まあ以下は、このブログ内だけの小ネタの類として、
ゲーム内ではスルーしてくれると助かるぜぃ。

/////////////////////////



(とある教室。特徴的な服装の青年と、蜘蛛童が一人と一匹。其処に訪れる香)


「ちわーっす、土蜘蛛にジョブチェンジしに来ましたー」

「…ん、来たかい」
「あ、銀角の人だな、よろしく!…えと、それで、何か協力して貰わないと転職できないって聞いたんだけど…」
「うん、来訪者である我々の力を受け継ぐには、それなりに、ね」
「なるほど、やっぱ普通のジョブ見たいに屋上でチョチョイって訳にはいかねえんだなぁ」
「いや、それほどややこしい手順じゃないよ」
「そなの?」
「時間としてはものの五分も掛からない、かな」
「あ、そうなのか!いやー、なーんだ心配して損したぜー」

「………」

「…ん?どうかしたのか?」
「…あなたには、思う所は無いのか?」
「……へ?」
「バイトとは言え、土蜘蛛になるんだ。何か、あるだろう?」

「…?いや、別に?」

「…………。…蜘蛛童…こっちに来い…」
「ん?…お、オイオイ、何使役ゴーストの額に傷なんて入れてんだよ。可愛そうじゃ…
「来訪者の力を得るには、血の交換が必要なんだ」

「…血の交換?」

「そうだ。体液の類を移植する事で、我ら一族の力と意思を取り込んで貰う。……今回の場合、平たく言えばコイツの額に付けた傷口から血を飲んで貰おうと思う」

「コイツの血を…?」
「ああ。あなたの様な女性には、どうしても生理的嫌悪感が来るかもしれないけどね……」
「……」
「だがね、来訪者の力を受け継ぐという事はただのジョブチェンジじゃあないんだ。言ったろ?『力と意思を取り込む』と」
「…もぎゅもぎゅ」
「ピギギー!?」

「すまないけど、正直さっきからのあなたの態度には、それ相応の重さと言うものが感じられない……少しばかり試させて……ん?


……ってちょっと待て!なに蜘蛛童頭から食ってるんだアンタ!?」


(大騒ぎ)

「ぜーはーぜはー…大丈夫か…蜘蛛童…あーあー…思いっきり歯型ついてるし……」
「ピキュー…ピキキー…」
「ヨシヨシ、泣くな泣くな。後で霊媒師に治療して貰いに行こうな………て言うかアンタなぁ!?」

「す、すまーん。ついウッカリ思わず。ゴメン!治療するわー」

(白燐奏甲)

「……そうか、なるほど。元々蟲使いだったんだな。それじゃこの遣り方は無意味だったか……まあ、どの道コレで体液の交換は成った訳だけど……」

「あ、そか。そだな。これで完了か!」
「…どうかな」
「へ?」
「成ったといったのは体液の交換だ。コレで三度目だけどもう一度言うよ。君が成そうとしているのはただのジョブチェンジとは少しだけ、違う事なんだ」
「……」
「それを余り軽く見ないほうが良い。戦争で殺しあったからと言う以前に、我々は君達に取って『異世界の存在』なんだよ?」
「………ん?なんか…変な感じが…」
「はじまった様だね。いや、大丈夫。別に大した事じゃない。我ら『土蜘蛛と言う来訪者一族の力と意思』が君に入り始めているだけだ」
「……う…」
「違和感があるだろう?それはそうだ。共に歩む事に成ったとは言え、『我々』と君達はどうした所で別のモノなのだから」
「…………」
「『土蜘蛛の意思』『土蜘蛛の思想』『土蜘蛛の常識』それらは君達の従来のそれとは違うだろう。勿論、まさか乗っ取られたりはしない。けど、心の端にポンと置かれる事にはなる。馴染むまでには…そうだね、一週間位は掛かるかも」
「……は…」
「いや、君は随分軽い気持ちでチェンジした様だしね?覚悟が無かった分、もっと長続きするかも知れないな、その微妙な違和感が。……ま、正直同情する気にはなれないね。少しは懲りて……ん?今何か言った?」


「腹減った」


「……はぁ?」


「いや、うん。考えてみたら昼飯食ってから何も食べてなかった。そりゃうっかり使役ゴーストも食うって話だ。いやその節はマジすまねぇけども。っておおーい蜘蛛童ー、そんな怯えねぇでくれってー」
「……いや、未だ昼の3時なんだが。後、コイツはさっきのがトラウマになった様なのであなたにはもう近づけん……って、そうじゃなくて!もうあるのか?食欲が!?」
「?そりゃそーだ、腹が減っては戦は出来ぬってゆーじゃねーか。もう2時間も絶食中だぞ。倒れるぞ?俺」
「倒れないよ普通!?……し、しかし幾ら食い意地が張ってたとしても、適応が早いにも程が………なあ、違和感はどうなったのかな?」


「ん?いや、無いけど?」


「…っ…………。…」

「確かに何か、入り込んでくるーって感じはあったけどなー、入ったらそのままスーっと溶けてった感じだったぞ。ほら、丁度外に出した蟲達を身体に戻す時見たいな感じでさ」
「………」
「えーと、すまん。そろそろ本気で空腹がマッハだ。お礼は又今度改めてさせて貰うとして、ちょっと食堂に走ってくるわー」
「………」
「それじゃ、ありがとなっ!」

「…ちょっと!…待ってくれないか、一つだけ」

「……ん?」

「……あなた達銀誓館の徒は、我々の様な縦割りの従属や奉仕による『義務・御役目』の繋がりではなく、『共に対等に支え合い、歩む』繋がりを持つ。それこそが、その力の源だと、俺は思っている」

「あ、うん。そういや校門前で山下って人もそんな感じの事言ってたなあ」

「……思っていた…が…」

「…?」

「………いや、何でもない。すまない。行ってくれ」

「……?……うん。それじゃ…」


(香、退場)




「…………気のせい……か?」




──── キチキチキチキチキチキチキチキチキチ ──── 
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